ねりいちレポート
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思わずクスっと
笑ってしまう
瞬間を目指して個性的なイラストとカラフルな配色が印象的な「たんぽぽ」の作品たち。
その原点を探るべく、制作現場へお邪魔しました!
始まりは、利用者さんがいつも描いていた やっこちゃん達の絵
キーホルダーやポーチ、イヤリングなど…
福祉作業所「たんぽぽ」の作品が誕生したのは2019年。
当時はアクリルたわしや革製品などを作っていたものの、品質が安定せず悩んでいました。
そんな時、作業所の絵画クラブで、イラストが好きな利用者さんが優しいタッチの絵を毎日のように描いていたことから、「もっとこの絵を活かせる道はないか。」と模索し、その絵を使ったレジンアクセサリーでボールペンのチャームを作ったのが始まりです。
販売会で展示したところ、クセの強いキャラが人気となり、今ではTシャツやトートバッグ等へとラインナップを拡大しています。
「手に取った人が喜んでくれるのが嬉しい。」
利用者さんはイラスト、商品の製造、販売等でそれぞれの得意分野を活かして活躍しています。
イラストは、季節や流行に合わせ彩りも考慮しながら描きあげます。
色塗りは、「色ムラや塗り過ぎに注意している。最初は大変だったけど今は慣れたので楽しい。」と笑顔。
トースターでの焼き作業は、プラ板の伸縮具合を時間だけではなく「目で見て出来上がりを判断している。」とまさに職人技ですね!
ねりいちで店頭に立って販売したり、納品される様子を見たりすることで、手に取ってもらえる喜びを実感するそうです。
地域とのつながりを
たんぽぽでは、誰が作っているのか興味を持ってもらうことが地域とのつながりができると考え、作り手が見える商品づくりを目指しています。
毎年11月に開催される「たんぽぽまつり」では、利用者の皆さんが丹精込めて作った商品のほか、ハワイアンダンスやよさこいダンス、こどもコーナー等を設け、皆さんをお待ちしています☆
2024年の開催は、11月9日(土)10:00~14:00 です。
《協力事業所:社会福祉法人 龍鳳 たんぽぽ》
練馬区練馬2-14-9
西武池袋線「練馬駅」北口から徒歩7分。
練馬文化センターを更に北へ進んだ閑静な住宅街の中に作業所はあります。